中古カメラやレンズを販売店で購入するメリット、デメリット

中古カメラ機材について

カメラ本体やレンズは決して安いものではありません。

それなりのものを一式揃えようと思えば、30~40万円程度、あるいはそれ以上の予算が必要となります。

「なるべく予算を節約しつつよい機材を揃えたい」

そのような場合便利なのが、中古カメラ専門店舗の利用です。

うまく活用すれば、よい機材を安い価格で調達できます。

この記事では、中古カメラ販売店で本体やレンズを買う場合のメリット、そしてデメリットについて解説しています。

中古カメラ、レンズ購入のメリット

中古カメラ販売店で本体やレンズを購入することには、さまざまなメリットがあります。

上位機種や高級レンズが安く買える

中古カメラ販売店利用のもっとも大きなメリットは、価格面の安さです。

新品ならば非常に高価なハイアマ向けの上位機種や高品質なレンズを、中古であれば安価に入手することができます

たとえば、SonyEマウントの中でも高い人気を誇る「α7Ⅲ」ですが、現在(2021年11月)時点での新品価格は、ヨドバシカメラのオンラインストアであれば税込250,340円となっています。

参考URL(ヨドバシカメラ)

しかし、中古カメラ販売店大手であるマップカメラでは、動作に問題のない「良品」が税込183,800円。

ヨドバシカメラで付加されるポイント25,034円分を考慮しても、4万円以上の差があります。

参考URL(マップカメラ)
レンズについても同じことがいえます。

Eマウントの2.8通し標準ズームである「FE 24-70mm F2.8 GM」は、ヨドバシカメラで新品を購入すると税込277,750円。

参考URL(ヨドバシカメラ)

対して、マップカメラであればわずかにスレがあるだけの良品が税込175,800円となっています。

ヨドバシポイント27,775円分を差し引いても、その価格差は7万円以上です。

参考URL(マップカメラ)

この価格差は決して無視できるものではありません。

購入する機材の組み合わせによっては、もう一本レンズが買えてしまうほどお得になります。

新品の中級機種と同じ価格で中古の上位機種を購入することも可能です。

珍しい機材に出会える

中古カメラ販売店は、今まで知らなかったような機材に出会える場でもあります。

カメラ本体やレンズは毎年のように新製品がリリースされますが、その中で埋もれてしまいがちな機材も少なからず出てきます。

また、かなり古い時期に発売されたレンズの中にも、「隠れた銘玉」はあるものです。

オールドレンズなどはその最たる例であり、それらを専門として扱う販売店も存在しています。

たとえば、この「M42 Lens Store」はM42マウントのオールドレンズを中心に扱う専門店です。

こうしたレンズは大手家電量販店ではなかなか入手することができず、中古カメラ販売店ならではの楽しみといえるでしょう。

参考URL(M42 Lens Store)

大手店舗は対応管理がしっかりしている

中古カメラやレンズを購入しない理由としてよく挙げられるのが「ボロボロの機材を使いたくない」「なんとなく汚さを感じる」といったようなもの。

たしかに、新品と比べると傷やコスレのある商品が多く、そういった点が気になる人は避けてしまいがちです。

しかし、多くの中古カメラ販売店は商品の管理をしっかり行っています

買い取ったカメラ本体やレンズは丁寧に清掃や動作チェックがなされており、商品未満ということはまずありません。

もし購入後に問題があったとしても、一定期間内であれば交換や返金などのサポートが受けられるようになっています。

中古カメラ、レンズ購入のデメリット

中古カメラやレンズの利用は特にコストの面で大きなメリットがありますが、よいことだけではありません。

やはりと言うべきか、デメリットもいくつか存在します。

突然壊れるリスクは拭えない

中古機材を購入するうえでどうしても避けることができないのが、商品の耐久性の問題です。

販売されたばかりで買取に出された、いわゆる「新古品」であればそれほど重要ではありません。

ですが、発売から数年が経過しており、なおかつある程度使用された商品となると、突然故障してしまうリスクがつきまといます。

新品と比べると、故障発生の可能性はどうしても高くなってしまいます。

新品と比べ保証が薄い

マップカメラやキタムラといった大手販売店は、中古機材であっても修理補償が受けられる制度を用意しています。

しかし、それらは新品の場合と比べると一段内容が劣っていることが多いです。

たとえば、マップカメラで新品を購入した場合、その保証期間は最長で3年間となっています。

一方、中古品の場合、保証期間は最長わずか1年間

人によっては不安を感じる要素です。

使用感が気になる人には向いていない

販売店側は事前に清掃を行ってはいるものの、前の持ち主の使用感を消しきれていないことも多々あります。

「並品」に設定されている商品では、塗装のはがれや部品の欠け、レンズ内のカビや接点のサビ等が見られることが少なくありません。

商品として販売されている以上動作に問題はありませんが、人によってはどうしても気になってしまうものです。

対応が悪い店舗もある

ほとんどの中古カメラ販売店はユーザーに対して誠実な対応を行っていますが、中にはそうでない店舗もあります。

「動作しない商品を買わされた」「不良品だったのに返品に応じてもらえなかった」といったようなクレームはネット上でも時折見かけます。

中古機材を購入するならば、商品だけでなく店舗の良し悪しもしっかり見極めなければなりません

まとめ

中古カメラまとめ
中古カメラやレンズは価格が安く、うまく利用すれば割安で上質の機材を揃えることができます。

安全性や使用感などのデメリットを事前によく考えたうえで活用しましょう。

タイトルとURLをコピーしました