小型でありながら高画質の動画が撮れることで人気のGoPro。
このカメラで撮影した動画を編集できるソフトやアプリも多数販売されています。
この記事では、GoProの動画編集におすすめのソフト、アプリを紹介。
長所と短所を両方比較しその特徴を解説していきます。
1.GoPro動画を編集する前の注意点
GoProで撮影した動画を編集する場合、その前に準備しておくべきことがいくつかあります。
後々の余計な手間や出費を発生させないためにも、この項目で指摘する事柄を忘れないようにしておきましょう。
編集に使用するPCやスマホのスペックを確認
せっかく高品質な動画を撮影し、高級な編集ソフトを導入しても、使用するPCやスマホのスペックが追いついていないのであれば何の意味もありません。
動画サイトでもよく用いられているFHD(1920×1080)動画を編集するならば、PCの場合メモリは16GB以上、CPUは第10世代「IntelCorei7」か「AMDRyzen7 3700X」以上を搭載しているものがおすすめです。
スマホやタブレットの場合、メモリ4GB以上あるものが望ましいでしょう。
使用するソフト、アプリを前もって決める
どのようなソフトやアプリで動画編集をするのか、事前に決めておきましょう。
編集途中でソフトを変えようとした場合、いちから作業をやり直さなければならなくなってしまいます。
前もっていくつかのソフトに触れ、「これだ!」と思える自分と相性のよいソフトを選んでおくことが重要です。
撮影データバックアップは重要
デジタルデータは保管に場所を取らない分、HDDの不調等が原因で破損や消失してしまうことがあります。
「SDカードから直接データを読み取って編集していたら、カードごとデータが壊れてしまった」といったようなアクシデントも起こり得ます。
万が一の事態に備え、撮影したデータはPCドライブやクラウドにバックアップをとっておくべきでしょう。
可能であれば、異なるふたつの場所に保存しておくことをおすすめします。
2.GoProの動画編集におすすめソフト5選
PCでGoProの動画編集が可能なソフトの中で、とくにおすすめできるものを紹介していきます。
Wondershare Filmora(Win/Mac両方対応)
Wondershareが販売しているFilmoraは、初心者でもわかりやすい操作性の高さが特徴です。
どの操作をすればどういう機能が使えるかを直感的に把握し、スムーズに編集が進められるようデザインされています。
ですので、はじめて動画編集にチャレンジする場合でもストレスを感じさせません。
また、200万点を超えるテキストやサウンド、エフェクトのテンプレートを収録しており、知識がなくても見映えのよい動画を制作可能です。
料金も買い切り6,980円(税込)と動画編集ソフトの中ではかなり安い価格設定となっています。
加えて、機能豊富な無料試用版が期間制限なしで使える点も魅力的です。
短所は、試用版は編集した動画データにロゴの透かしが自動挿入されること。
また、容量の大きな動画データを取り扱うと、動作が不安定になることもあります。
ダウンロードリンク:Wondershare公式サイト
GoPro Studio(Win/Mac両方対応)
GoPro公式が提供しているGoPro Studioは、テンプレートの豊富さが魅力的。
あらかじめ用意されたテンプレートの中から気に入ったものを読み込み、そこに撮影データを合わせていくだけで、形の整ったひとつの映像を作れます。
短所としては、英語版しか提供されていないこと。
画面の説明が英語であることに加え、名前が日本語や全角で書かれたデータを読み込むとエラーが発生するおそれがあります。
このソフトを使用するのであれば、ファイルやフォルダの名前をすべて半角に統一しておかなければなりません。
ダウンロードリンク:タジマモーターコーポレーションGoPro販売ページ
Adobe Premiere Pro(Win/Mac両方対応)
Adobe社が販売しているPremiere Proは、豊富な機能を有した本格的な編集ソフトです。
細かなカット割や独創的なトランジションも、これひとつでこなせます。「After Effects」や「Audition」等のソフトと連携させることで、よりハイクオリティな映像を生み出せるのも強みです。
短所は導入にあたってのハードルの高さです。
やや高めのPCスペックを要求されることに加え、もっとも安いプランでも月額2,728円を支払い続けなければなりません。
どちらかといえば、中級者以上を対象としたソフトともいえます。
ダウンロードリンク:Adobe公式サイト
PowerDirector(Win/Mac両方対応)
サイバーリンク社のPowerDirectorは、毎月追加されるプレミアムアドオン素材が魅力的です。
タイトルテンプレートやカラーフィルター、音声素材を自由に使い、初心者でもおしゃれな動画を作りやすくなっています。
大手ストックフォトサイト「Shutterstock」から動画や写真素材を定額ダウンロードできる点も強みです。
短所としては、あくまでも初心者から中級者の利用を視野にいれたソフトであるため、凝ったエフェクトを作りたい場合にはやや物足りなさを感じてしまうこと。
また、プレミアムアドオン素材やShutterstockのダウンロードサービスは、月額支払い制のサブスクリプション版限定となっています。
ダウンロードリンク:サイバーリンク公式サイト
AviUtl(Win対応)
引用:AviUtl配布サイト
AviUtlのもっとも大きな特徴は完全無料であること。
ネット上で配布されている各種プラグインを導入することによって、自分の好きなように機能をカスタマイズできます。
しかしその分、単体では使える機能がかなり限定され、プラグインの導入や使用に一定の知識やスキルが求められます。
加えて、企業製品でないためトラブルサポートが受けられないこと、基本的にMacでは使用不可なことも欠点です。
ダウンロードリンク:AviUtl配布サイト
3.GoProの動画編集におすすめのアプリ3選
次に、GoProの動画編集に活用できるアプリについて解説していきます。
Wondershare FilmoraGo(iOS/Android両方対応)
引用:GooglePlay
先の項目で紹介したFilmoraのスマホアプリ版とでもいうべき存在が、FilmoraGoです。
このアプリには豊富な音楽ライブラリーが搭載されており、その数実に1,000曲以上。
著作権フリーなので安心して使えます。
スタイリッシュなムービー作成にうってつけのエフェクトやフィルターも多数用意。
初心者でも安心の直感操作も合わせて、スマホ上でお手軽に「映像作品」を制作できることが大きな評価ポイントです。
短所としては、PC版Filmora同様体験版ではロゴの透かしが自動で入ること。
ロゴを消したい場合は、無制限サブスクリプションのFilmoraGoProを利用しましょう。
ダウンロードリンク:Wondershare公式サイト
iMovie(iOS対応)
引用:Appstore
iMovieは、iPhoneをはじめApple社の各製品にあらかじめインストールされている動画編集ソフトです。
強みとしては、4K動画だけでなく、60fpsのハイフレームレート動画にも対応している点。
映像そのものの美しさや躍動感を引き出したい場合に役立ってくれます。
欠点としては、Apple製品専用アプリであるためAndroid端末では利用できないことです。
また、4K60fpsの動画を読み込めるとはいっても、スマホやタブレットにそれだけのスペックがなければうまく動作してくれません。
ダウンロードリンク:Appstore
GoPro Quik(iOS/Android両方対応)
引用:GooglePlay
Quikは、GoPro公式が提供しているモバイル端末向けのアプリです。
このアプリでは自動ビデオ編集機能が実装されています。
画面内の指示に従って撮影データを選ぶだけで、見応えあるショートムービーを制作できる点が特徴です。
公式アプリならではの強みとして、このアプリを経由したGoPro本体のリモートコントロールも可能です。
短所としては、自動編集機能がこちらの希望通りに動いてくれるわけではないこと。
せっかく苦労して撮ったベストショットが採用されないといったようなこともあり得ます。
ダウンロードリンク:Appstore
4.まとめ
GoProで撮影した動画を編集する場合、ソフトやアプリはかなりの選択肢が用意されています。
その中で、自分のスキルや用途に合ったものを選ぶことが大事です。
一部のソフトは無料体験版が用意されているので、そうしたものを積極的に利用していきましょう。